2023年10月05日
川俣晶の縁側技術関連執筆情報 total 521 count

文字コードの仕組みと歴史入門・なぜ文字化けは起こるのか?

Written By: 川俣 晶連絡先

表紙 文字コードの仕組みと歴史入門・なぜ文字化けは起こるのか?

「なぜこの本を書こうと思ったの?」

「実は要所要所で自分も絡んでいたことに気付いたからだ」

「Unicodeコンソーシアムに参加していたわけではないが、素人よりはUnicodeコンソーシアムに近かったわけだね」

「それだけじゃない。実はアマチュア無線に興味を持っていた時に見た5単位のテレタイプこそ、ボーコードのテレタイプらしいと気付いた時は驚いたね。ごく最近のことだ」

「それは使ったことはあるの?」

「ない。それはないんだけど、日本語化した6単位のテレタイプらしいものは、昔、逓信総合博物館にあって、触ったことがある」

「いろいろあるんだね」

「いろいろあるんだ。そもそもMSKK社員時代にやったWindowsの日本語化のかなりの割合はシフトJIS対応だったしね。ずいぶん、Windowsのソースを書き換えたよ。そのままではシフトJISが通らないので」

「円記号0x5c問題だね」

「それだけじゃあないよ。文字数の数え方だって違う。キャレットが移動する単位も違うし、ソート順も変わる」

「大事だね」

「だから、みんなシフトJISから解放されたかったんだよ」

「そのへんも書いてあるわけだね」

「そう。シフトJISのダメなところもUnicodeのダメなところも一杯書いてある」

「だから文字化けが終わらないんだね」

「文字化けから文字化けからに続く歴史は永遠に終わることはない」